葉酸とピーマン

お腹の赤ちゃんの健康と、正常な妊娠の継続のために進んで摂りたい栄養素と言えば「葉酸」です。
葉酸は、うなぎやレバー、緑の葉野菜に多く含まれているのですが、実はピーマンにも含まれています。

ピーマンに含まれる葉酸量は、同じ葉酸を含む野菜の中ではそれほど高いとは言えません。
しかし、ピーマンに含まれるその他の栄養素との相性から、とても妊婦さんに向いているのです。

今回は、妊娠中にピーマンから葉酸を摂るメリットや注意点について、詳しくお話したいと思います。

ピーマンには葉酸など妊娠中に必要な栄養素が豊富

ピーマンは、葉酸の他、ビタミンC・食物繊維・鉄分・カルシウム等、妊娠中に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
また、βーカロテンやカプシエイト等も含んでおり、妊婦さんに限らず幼児期から摂りたい野菜のひとつです。

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妊娠中にピーマンから葉酸を摂るメリット

妊娠中にピーマンから葉酸を摂るメリット

葉酸を含む野菜には、ほうれん草やブロッコリーなど様々な物がありますが、ピーマンに含まれる栄養バランスはとても良く妊婦さんに向いています。
妊娠中にピーマンから葉酸を摂ると、どんな効能が期待出来るのか見て行きましょう。

ピーマンのピラジンと葉酸で血液サラサラ

ピーマンと言えば、あの青臭さが苦手という人は多いものです。

あの臭いの正体は「ピラジン」と言う成分。
このピラジンには、血液が固まるのを防いで血液をサラサラにする働きがあり、血栓予防に効果的と言われています。
血行を促進して身体を温める作用もありますから、冷え症の改善にも良いと言われているのです。

また、葉酸にも血液を造り出す造血作用により、血行を促進する働きがあります。
ピーマンに含まれる葉酸とピラジンの相乗効果により、冷えが大敵である妊娠中の冷え症予防に効果が期待できるでしょう。

βーカロテンによる抗酸化作用

ピーマン等の色の濃い野菜に含まれる栄養素と言えば「βーカロテン」です。

βーカロテンは体内でビタミンAに変わります。
とても強い抗酸化作用があり、美肌効果や生活習慣病の予防に効果的と言われているのです。
美肌効果は、肌荒れしやすい妊娠中のママにとっては嬉しいものですよね。

また、βーカロテンの特徴として、体内にビタミンAが不足している時にだけビタミンAに変わるという性質があります。
ビタミンA等の脂溶性ビタミンは、妊娠中に摂り過ぎると胎児の奇形を引き起こす原因になると言われていますから、注意が必要なのです。
ですから、過剰摂取なりにくいβーカロテンは妊娠中には理想的と言えます。

ピーマンのビタミンCは葉酸や鉄の吸収を助ける

ピーマンには、妊娠中に必要な血液を造り出す、葉酸と鉄分が一緒に含まれています。
さらに、その葉酸や鉄分の吸収を助けるビタミンCがレモンの2倍以上も含まれているのです。

ビタミンCは葉酸や鉄分の吸収を助ける他にも、コラーゲンの形成や、妊娠中に下がりやすい免疫力を上げる等の働きをしてくれます。 

ビタミンCは通常熱に弱い成分なのですが、ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴です。
それはピーマンに含まれるビタミンPという成分が、ビタミンCを熱から守るからと言えます。

ピーマンならば、妊娠中に必要な葉酸やビタミンCが効率良く摂れるでしょう。

ピーマンのカプシエイトと葉酸で体重増加を防ぐ

妊娠中に体重が増えすぎると、難産になりやすいと言われており、太り過ぎない様に気を付ける必要があります。
しかし、食欲が増したりホルモンの働きにより脂肪がつきやすい妊娠中には、体重管理はとても難しいのです。

葉酸は血行を良くし、代謝を上げることでダイエットにも効果的と言われています。
また、ピーマンに含まれる「カプシエイト」という成分には、唐辛子に含まれているカプサイシンと似た働きがあり、燃焼力を上げてくれるのです。
カプシエイトはカプサイシンと違い、辛みがありませんから、妊娠中にも安心して摂る事ができるのも嬉しいポイント。

ピーマンに含まれる葉酸と、カプシエイトの相乗効果で、妊娠中に体重が増え過ぎるのを防ぐ効果が期待できるでしょう。

葉酸のダイエット効果については、こちらの記事をご覧下さい。
⇒「葉酸サプリがダイエットにも効果あるってホント?

妊娠中にピーマンを食べる時の注意点

妊娠中にピーマンを食べる時の注意点

妊娠中に進んで摂りたいピーマンですが、食べ過ぎは禁物です。

ピーマンにはβーカロテンの他にも、ビタミンEやD等の脂溶性ビタミンが含まれています。
先ほどもお話したように、妊娠中の脂溶性ビタミンの過剰摂取はお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼしますから注意しましょう。

また、ピーマンには豊富なビタミンCが含まれており、熱によっても壊れにくいというお話をしましたね。
ビタミンCの過剰摂取は下痢を引き起こします。
特に妊娠初期に下痢を繰り返す事は子宮にとって刺激となり、時には流産の原因にもなると言われていますから、注意が必要です。

身体に良いピーマンでも、食べ過ぎず程々に摂るのが一番でしょう。

ピーマンで足りない葉酸はサプリで補おう

ピーマンで足りない葉酸はサプリで補う

ピーマンには、100gあたり約27ugの葉酸が含まれています。
厚生労働省が妊娠中の女性に推奨している1日の葉酸摂取量は、400ugですから、ピーマンだけでは足りません。

そこで、妊娠中に特化して作られた葉酸サプリ等で、足りない分を補う方法がオススメです。
サプリメントに含まれる葉酸は、推奨量をしっかり摂れる様に吸収率や用量が考えられて作られています。
また、良質なサプリメントは脂溶性ビタミン等の成分の過剰摂取にも配慮されていますから、妊娠中に安心して飲む事ができるのです。

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葉酸とピーマンについてのまとめ

葉酸とピーマンについてのまとめ

ピーマンには、葉酸を始めとする妊娠中に摂りたい栄養素が豊富に含まれており、またそれらが相乗効果をもたらす様な優れたバランスで含まれています。
しかし、脂溶性ビタミンやビタミンC等の過剰摂取の心配から、ピーマンの食べ過ぎには気をつける必要があるでしょう。

毎日の食事にピーマンを取り入れ、足りない分の葉酸をサプリメント等で補う事で、赤ちゃんの健やかな成長のサポートをしてくれます。
また、ママにとっても無理のない妊娠生活をサポートしてくれるのでは無いかと思います。

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