葉酸と生理中

妊婦さんのための栄養素として、近年認知度が上がってきている「葉酸」。
しかし、葉酸がもたらす効果は、妊娠中に限ったものではありません。

実は、多くの女性が悩まされている生理中の様々なトラブルの改善・緩和にも効果的なのです。
そこで今回は、葉酸の持つ生理中への効果について、詳しくお話したいと思います。

葉酸は生理中のどんなトラブルに効果的?

生理中にも効果的な葉酸ですが、具体的にどのようなトラブルに良いのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

生理痛を緩和する

生理のある女性のほとんどが経験していると言われるのが「生理痛」。
生理痛の症状は腹痛のみだと思われがちですが、頭痛や吐き気なども含まれます。

生理痛の原因は、子宮を収縮させる働きを持つ「プロスタグランジン」という物質。
生理中に剥がれ落ちた子宮内膜や血液を外へ排出するためには、子宮を収縮させる必要があります。

しかし、身体の冷えなどにより収縮が上手くいかないと、プロスタグランジンの分泌量が多くなります。
それにより子宮収縮が強くなるため、腹部に痛みが出るのです。

葉酸には、血液を作り出す働きがあります。
血液がたっぷりと作り出されると、全身の血行が良くなり身体が温まるのです。

すると、子宮の収縮も正常に行われ、生理がスムーズになります。
プロスタグランジンの分泌量も落ち着きますから、生理痛の緩和に繋がるのです。

葉酸は生理中の貧血に効果的

生理中のトラブルとしてよくあるのが、「貧血」です。
生理では出血を伴いますから、多くの女性が貧血を引き起こしてしまいます。

先ほどもお話したように、葉酸には「造血作用」があります。
生理中に葉酸をしっかりと摂る事で、辛い貧血を予防・改善する事が期待出来るのです。

葉酸は、ホウレンソウやブロッコリー、レバーやうなぎなどに豊富に含まる栄養素。
生理中に貧血になりやすいという人は、葉酸を含んだ食品を積極的に取り入れましょう。

生理不順の改善に効果的

女性の中には生理中の事だけではなく、生理不順に悩まされている人もいますよね。
生理不順の原因の多くは、ホルモンバランスの乱れだと言われています。

葉酸には、全身の血行を良くする事で子宮や卵巣の働きを活発にし、ホルモンバランスを整える効果があります。
ですから、ホルモンバランスの乱れが原因で起こっている生理不順の改善に、効果が期待出来るのです。

葉酸を摂ったからと言ってすぐに効果が出るわけではありません。
ですが、日頃から積極的に葉酸を摂る事によって、生理の周期が整いやすい体質へと改善されていくでしょう。

PMS(生理前症候群)の症状を緩和する

生理の前になると決まってイライラや情緒不安定、腹痛や頭痛、極端な眠気などに襲われるのが「PMS(生理前症候群)」です。
その症状は人によっても様々で、周りからの理解を得るのも中々難しいものでしょう。

これは経験した人にしか分からない辛さがあるのです。
PMSの原因は主に、ホルモンバランスの乱れだと言われています。

ストレスや生活習慣等によって、症状が悪化するとも言われているのです。
先ほどもお伝えしたように、葉酸にはホルモンバランスを整える働きがあります。

また、気分をリラックスさせてストレスを緩和する効果もあるのです。
「造血作用」によって身体が温まれば、腹痛や頭痛の緩和にも繋がります。

ですから、日頃から葉酸をしっかりと摂取する事によって、PMSの改善や生理中の症状の緩和が期待出来るのです。

葉酸は生理中の肌荒れを予防する

生理中や生理の前後になると、いつも肌荒れを引き起こすという人は多いものです。
これは、生理に伴うホルモンバランスの変化が原因。

皮脂の分泌量が増える事や、肌のバリア機能が弱くなる事でニキビなどを発生させます。
葉酸には、ホルモンバランスを整える働きがありますから、このような生理中の肌荒れにも効果的なのです。

また、葉酸には細胞分裂をサポートし、肌のターンオーバーを促す働きもあります。
バリア機能を高めてくれるのはもちろん、ニキビ跡の予防にも効果的なのです。

生理中のトラブルを改善するのに必要な葉酸量

生理中のトラブルを改善するのに必要な葉酸量

生理中の様々なトラブルに効果的な葉酸ですが、どれくらいの量が必要なのでしょうか。
厚生労働省によると、妊娠していない成人女性に対しては、1日240ugの葉酸を摂取する事が推奨されています。

240ugとは、いちごなら3粒、枝豆やうなぎなら約100gで補える量です。
生理中のトラブルで悩んでいる人は、毎日の食事のメニューに葉酸を含む食品をプラスしてみましょう。

生理中のトラブルで葉酸を摂るならサプリが効果的

生理中のトラブルの改善をしたいのなら、推奨量をしっかりと摂りたいものです。
しかし、実は食品に含まれる葉酸の体内吸収率は、約50%と高くありません。

また、水溶性ビタミンである葉酸は、熱に弱く水に溶けやすい性質を持っています。
ですから、水洗いや加熱調理の過程で、その多くが失われてしまうのです。

先ほどのいちごや枝豆の例においても、実際はその3~4倍の量を摂る必要があります。
毎日の食事だけで240㎍もの葉酸を摂るのは、とても難しいと言えます。

そこでオススメなのが葉酸サプリです。
サプリに配合されている葉酸は、吸収率を約90%まで高めたもの。

確実に葉酸を摂取する事が出来るため、厚生労働省も推奨しているのです。
また、葉酸は実は単体では上手く働く事が出来ない栄養素。

良質なサプリには、そんな葉酸の吸収や働きを支える栄養素が共に配合されているのです。
葉酸は「ビタミンB6」や「ビタミンB12」「鉄分」などと一緒に働きます。

これらの栄養素が配合されたサプリを選ぶと効果的でしょう。

葉酸と生理中のまとめ

葉酸と生理中のまとめ

葉酸には、生理中の様々なトラブルを予防・改善する効果が期待出来ます。
1日240㎍を目標に、毎日コツコツと摂りましょう。

しかし、食品に含まれている葉酸は、吸収率が良くありません。
確実に摂るには、吸収率の高い葉酸サプリを活用しましょう。

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