妊娠中に避けたい葉酸サプリと理想的な葉酸サプリの違い

妊娠中に必要不可欠な栄養素である「葉酸」。
毎日の食事からしっかりと摂れるのならそれが理想的ですが、吸収率や効果の違いから、厚生労働省はサプリメントからの摂取を推奨しています。

しかし、一言に葉酸サプリメントと言っても、多くのメーカーから様々な種類の商品が販売されており、価格も大きく違いますよね。
葉酸サプリメントは、妊娠中という赤ちゃんの身体を作る大切な時期に毎日摂る物ですから、何でも良いと言う訳ではありません。
中には、お腹の赤ちゃんにとって良くない成分が配合されている物もありますから、しっかりと吟味した上で飲む事が大切なのです。

そこで今回は、妊娠中に避けたい葉酸サプリメントと、理想的なサプリメントについて詳しくお伝えしたいと思います。

妊娠中には選ばない方が良い葉酸サプリの特徴は?

妊娠中には向いていない、避けるべき葉酸サプリメントとはどんな物なのでしょうか。

葉酸の過剰摂取の危険性のある物

妊娠中に積極的に摂る事を推奨されている葉酸ですが、実は1日に1000ugと言う上限摂取量が設けられています。
それを越えて摂取し続けた場合には、葉酸の過剰摂取による副作用を引き起こす事があるのです。

葉酸は水溶性ビタミンの仲間ですから、通常の食事等で一度に多くを摂ったとしても、必要の無い分は尿などから排出される性質を持っています。
しかし、サプリメントに配合されている葉酸の吸収率は約90%と高いため、毎日多くを摂り続けた場合には、過剰摂取になる危険性があるのです。

国産の葉酸サプリで良質な物は、しっかりと過剰摂取に配慮されいる物が多く、1日分で妊娠中の推奨量である400ugが摂れるように配合されている物が多いでしょう。
しかし、中には過剰摂取についての配慮がされていない商品や、1日分の葉酸配合量が記載されていない物もありますから、注意が必要です。

特に、海外製のサプリメントは1日分あたりの葉酸の配合量が多い物や、記載のし方が国産の物とは異なる商品もありますから、しっかりと事前に確認しましょう。

葉酸の過剰摂取の危険性については、こちらの記事をご覧下さい。
⇒「妊娠中の葉酸の過剰摂取は危険!どんな影響が出るの?

配合されている葉酸の種類がよく分からない物

葉酸には、天然と合成の2種類が存在します。
もともと食品に含まれているポリグルタミン酸型葉酸を天然葉酸と呼び、サプリメント等に配合されているモノグルタミン酸型葉酸の事を合成葉酸と呼ぶのです。

天然葉酸は安全性は高いのですが、体内吸収率が約50%と低く、毎日の食事だけでは妊娠中に必要な葉酸をまかなう事はほぼ出来ません。
また、お腹の赤ちゃんの先天性奇形を防ぐ効果が期待できるのは、天然葉酸では無く合成葉酸なのです。

これらの理由から、厚生労働省は合成葉酸を随時しています。
しかし、数あるサプリメントの中には、吸収率の悪い天然葉酸を配合した物や、合成葉酸であっても石油系の化学物質から作られた葉酸を使用している物があるのです。

そのような葉酸サプリでは、しっかりとした量の葉酸が摂れない場合や、石油系の化学物質の副作用により赤ちゃんにも影響が及ぶ事があります。
ですから、妊娠中に飲むサプリメントには、”どんな葉酸を使用しているか”という事がとても重要なのです。

葉酸の種類や原料について、記載のない商品は多く存在します。
そのような葉酸サプリメントは安全性に対しての不安がありますから、避けた方が良いでしょう。

天然葉酸と合成葉酸の違いや、石油由来の葉酸の危険性については、こちらの記事をご覧ください。
⇒「葉酸サプリは天然と合成の違いは?どちらが良いの?
⇒「葉酸サプリは石油から出来ているのはホント!?安全性は?

合成添加物が使用されている物

妊娠中に口にする物に関して気になるのが、食品添加物では無いでしょうか。

葉酸サプリメントにも、食品添加物が使われている物が多く存在します。
そもそも食品添加物とは、厚生労働省がその安全性を認めた物ですから、微量を摂る分には問題は無いのです。
しかし、中には妊娠中に毎日摂るには不安な添加物もあります。

合成着色料や保存料、香料や合成甘味料等の中には、妊娠中に摂り続けると、お腹の赤ちゃんの染色体異常のリスク等を上げてしまうような物もあるのです。
無添加でなければならないと言う訳ではありませんが、最低限、化学合成添加物が使用されている物は避ける事をオススメします。

製造元や製造工場についての記載が無い物

葉酸サプリメントの安全性を確める上で、製造工程についての情報が無い商品については不安を感じます。
良質なサプリメントは、どんな工場で、どんな管理体制のもとに作られているのか、パッケージに記載が無くとも、公式オンラインショップやホームページで開示している物が多いのです。

せっかく良い原料を使用していても、製造工程での管理が伴っていなければ安全とは言えません。
葉酸サプリを購入する前に、どんな工場で製造されているのかを、一度確認してみると良いかと思います。

ビタミンA等の脂溶性ビタミンの過剰摂取に配慮が無い物

多くの葉酸サプリメントには、葉酸だけでは無く、妊娠中に必要な様々な栄養素が一緒に配合されています。
中でも気をつけなければならないのが、ビタミンA等の脂溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンは体内に蓄積されやすく、特に動物性のビタミンAであるレチノールに関しては、妊娠中に過剰摂取をした場合、お腹の赤ちゃんの奇形や流産の原因になると言われています。
脂溶性ビタミンが過剰摂取にならないように、配合量が配慮されていない物は妊娠中には避けた方が良いでしょう。

妊娠中に飲むならどんな葉酸サプリが理想的?

妊娠中に飲むならどんな葉酸サプリが理想的なのか

ここまで、妊娠中に避けるべき葉酸サプリメントについてお話してきました。
では、どんなサプリメントが妊娠中に摂るのに理想的なのでしょうか。

1日分で400ugの葉酸がしっかりと摂れる物

まず、大切なのは葉酸の配合量です。
厚生労働省が妊活中や妊娠中の女性に推奨している葉酸摂取量は、1日に400ugとなっています。
この量が1日分でしっかりと摂れるサプリメントを選びましょう。

原料や製造工程での安全性にもこだわっている物

先ほどお話したように、成分の原料がどんな物なのかと言う点は、サプリメントを選ぶ上でとても重要なポイントです。
良質な葉酸サプリメントは、カルシウムやビタミンCひとつをとっても、どんな物から抽出された物なのかと言う事をしっかりと記載しています。
なるべく天然由来の物を選びましょう。

また、添加物については、化学合成添加物が無添加の物が理想的と言えます。
そして、製造工程については、GMPの認定工場にて作られているサプリメントがオススメです。

GMPについては、こちらの記事で詳しくお話しています。
⇒「gmpって何?葉酸サプリの安全性はどうやって判断したらいい?

天然由来のモノグルタミン酸型葉酸

葉酸については、吸収率も安全性も高い、食品などの天然の物から抽出した原料から合成された”天然由来の合成(モノグルタミン酸型)葉酸”が理想的でしょう。 

妊娠中に避けたい葉酸サプリのまとめ

妊娠中に避けたい葉酸サプリのまとめ

妊娠中に飲む葉酸サプリについて、何となく選んでいる人は要注意です。
葉酸サプリは選び方を間違えると、成分の過剰摂取や添加物、葉酸の原料による副作用等を引き起こす危険性があり、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす事があります。

お腹の赤ちゃんのために毎日飲む葉酸サプリメント。
飲む前に、成分や葉酸の原料、製造工程での安全性について、しっかりと調べた上で購入することをオススメします。

当サイトでは、妊娠中に安心して飲むことができる安全性の高い葉酸サプリについてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【葉酸サプリの総合的なオススメ2選】

当サイトでオススメしている葉酸サプリです。
実際に試して、安全に飲む事が出来るサプリを厳選しています。

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