葉酸とパイナップル

妊活中や妊娠中に積極的に摂りたいビタミン「葉酸」。
厚生労働省は、妊娠の計画中から妊娠初期にかけて、1日400㎍の葉酸の摂取を推奨しています。

葉酸を含んでいる食品は、ホウレンソウやブロッコリー、レバーなど数多くありますが、フルーツからも摂る事が出来ます。
中でも今回オススメしたいのが、南国の太陽をたっぷりと浴びて育った「パイナップル」です。

パイナップルには葉酸が含まれていますが、それだけでなく妊娠中に摂りたい栄養素も豊富に含まれています。
妊娠中特有の様々な症状に悩まされている人も、是非参考にしてみて下さい。

パイナップルの葉酸含有量は?

葉酸が含まれていると言っても、気になるのが含有量です。
パイナップルには、100gあたり約11㎍の葉酸が含まれています。

葉酸を多く含むフルーツの第1位がライチの100μg、次いで2位がいちごの90μgですから、決して特別多いという訳ではありません。
しかし、パイナップルに含まれるその他の栄養素や、さっぱりとしてジューシーな食べやすさは、妊娠中の女性には嬉しいポイントでしょう。

パイナップルジュースでも葉酸は摂れる?

パイナップルジュースの葉酸含有量は、100g(100ml)あたり約9㎍です。
数字だけで見れば、生のパイナップルと、さほど変わりません。

しかし、市販のジュースはほとんどが加熱処理されています。
葉酸は熱に弱い性質を持っていますから、身体に吸収出来るのは実際の含有量よりも少ないでしょう。

パイナップルには葉酸をなど妊娠中に嬉しい栄養素が豊富

パイナップルには葉酸をなど妊娠中に嬉しい栄養素が豊富

葉酸を含むパイナップルですが、栄養素はそれだけではありません。
パイナップルに含まれる栄養素と、期待出来る効果について詳しく見ていきましょう。

パイナップルの葉酸と食物繊維で便秘予防

妊娠中は、大きくなっていくお腹や黄体ホルモンの影響で、多くの女性が便秘に悩まされる事でしょう。
パイナップルには、便秘の予防や改善に効果的な食物繊維が豊富に含まれています。

水分がたっぷりと摂れる点も良いでしょう。
また、葉酸にはホルモンバランスを整える効果や血行を促進して胃腸の働きを活発にする作用があります。

ですから、葉酸と食物繊維が一緒に摂れるパイナップルは、妊娠中の間食やデザートとしてオススメなのです。

パイナップルのビタミンA・Cで妊娠中の免疫を上げる

葉酸が摂れるパイナップルには、強い抗酸化作用を持つビタミンAやビタミンCも含まれています。
ビタミンAは妊娠中に過剰摂取した場合、胎児の奇形に繋がるとされており、妊娠中に気をつけている人もいるでしょう。

しかし、パイナップルに含まれているビタミンAは水溶性のβーカロテン。
ですから、多くを摂っても過剰摂取の心配がほとんどないので安心です。

妊娠中は、胎児を異物を見なして攻撃しないように、身体はあえて免疫を下げています。
しかし、そのせいで妊婦さんは感染症にかかりやすいのが難点。。

ビタミンAやビタミンCを摂取すると、抗酸化作用により活性酸素を除去し、免疫力を上げてくれるのです。

パイナップルのカルシウムで赤ちゃんの成長を助ける

パイナップルには、実はカルシウムも含まれています。
カルシウムと言えば、葉酸と同様妊娠中にお腹の赤ちゃんにとって欠かせない栄養素。

しかし、妊娠中はつわりなど体調にムラがありますから、食欲のない時も多いもの。
そんな時は、さっぱりと食べられるパイナップルでカルシウムを摂ると良いでしょう。

パイナップルにはカリウムも豊富でむくみに効果的

妊娠中のトラブルで多いのが、むくみです。
赤ちゃんに送る分の血液量が増える事や、大きくなった子宮がそけい部のリンパ等を圧迫する事が原因とされています。

むくみの改善に効果的とされているのが、カリウムです。
カリウムには、不要な水分を排出し、体内の水分バランスを調整する働きがあります。

パイナップルには葉酸だけでなく、カリウムも豊富に含まれていますから、妊娠中に食べる事でツラいむくみの最善効果が期待出来るでしょう。

パイナップルの酵素が妊娠中の疲れを緩和する

パイナップルには、葉酸などのビタミンだけでなく酵素も豊富に含まれています。
中でも注目したいのが、パイナップル酵素とも呼ばれている「ブロメライン」。

聞き慣れない人も多いかと思いますが、たんぱく質分解酵素の一種です。
酢豚にパイナップルが入っている事がよくありますが、これはたんぱく質分解酵素であるブロメラインが肉を柔らかくするからです。

ブロメラインには消化吸収を助ける作用があり、妊娠中の食事などから栄養素が十分に吸収されるのをサポートしてくれます。
また、免疫力アップやアレルギー、血栓の予防にも効果的とされています。

そして、パイナップルはクエン酸という酵素も含んでいます。
クエン酸は疲労を感じる原因である「乳糖」の排出を促す作用があります。

妊娠中は体調や体型の変化、睡眠不足などにより、疲れを感じやすいもの。
パイナップルを食べる事でクエン酸が働き、妊娠中の疲れを緩和してくれるでしょう。

パイナップルから葉酸を効率的に摂るには

パイナップルから葉酸を効率的に摂るには

葉酸を始め、妊娠中に摂りたい栄養素を多く含むパイナップル。
ですが、食べ方によっては含まれる栄養素の吸収率が下がってしまいます。

パイナップルから葉酸などを効率的に摂るには、どうしたら良いのでしょうか。

パイナップルは生で食べて葉酸を摂ろう!

パイナップルは、酢豚などの肉料理に適しています。
たんぱく質分解酵素が肉を柔らかくし、消化吸収を助けるのです。

しかし、葉酸を摂るならパイナップルは生で食べましょう。
水溶性ビタミンである葉酸は熱に弱く、加熱調理をすると多くが壊れてしまうからです。

また、たんぱく質分解酵素のブロメラインも、60度でその効果が半減してしまうとされています。
ですから、これらの栄養素を効率的に摂るためには、パイナップルは生で食べましょう。

パイナップルで足りない分の葉酸はサプリで摂ろう

パイナップルの葉酸含有量は、それほど多いものではありません。
100gあたり約11㎍の葉酸を含んでいますが、厚生労働省が妊娠初期に推奨しているのは、1日400㎍。

パイナップルだけでは足りません。
そこで、オススメしたいのが葉酸サプリメントです。

妊婦さん向けに作られた葉酸サプリの多くは、1日分あたりに厚生労働省が推奨する400㎍の葉酸を配合しています。
また、サプリに配合されている葉酸は、食品に含まれる葉酸に比べて吸収率が高く、確実に摂る事が出来るのです。

厚生労働省も、妊活中から妊娠初期にかけては、食事に加え葉酸サプリメントなどで補う事を推奨しています。
葉酸には、胎児の先天性奇形のリスクを低減する効果があります。

しかし、それは脳や脊髄が作られる妊娠初期に、毎日400㎍程度の葉酸を摂取した場合のデータなのです。
ですから、パイナップルで足りない分の葉酸はサプリなどでしっかりと補う事をオススメします。

葉酸とパイナップルのまとめ

葉酸とパイナップルのまとめ

パイナップルには、葉酸をはじめ妊娠中に必要な多くの栄養素が含まれています。
便秘やむくみ、疲労感など妊娠中に悩まされる様々な症状の予防・改善効果が期待出来るでしょう。

しかし、パイナップルだけでは妊娠中に必要な葉酸は足りません。
毎日の間食やデザートにパイナップルを加え、足りない分の葉酸を吸収率の良いサプリメントなどで補うのが理想的でしょう。

当サイトでは、妊娠中や妊活中にも安心して飲む事が出来る葉酸サプリメントについてご紹介しています。
是非参考にしてみて下さいね。

【葉酸サプリの総合的なオススメ3選】

当サイトでオススメしている葉酸サプリです。 実際に試して、安全に飲む事が出来るサプリを厳選しています。
  1. ベルタ葉酸

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    天然酵母由来のモノグルタミン酸型葉酸を100%配合。小さめの粒で飲みやすく味や臭いもほとんどありません。鉄分・Ca・ミネラルなど妊娠中に必要な栄養素や嬉しい美容成分もバランス良く配合。ビタミンの過剰摂取に配慮された配合になっており、化学合成添加物も無添加で妊娠中に安心して飲めるサプリメントです。

  2. プレミン

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    天然由来のモノグルタミン酸型葉酸。粒は小さめで飲みやすく配慮されています。葉酸の働きを助ける栄養素や、妊娠中に欠かせないCaや鉄分も配合。化学合成添加物は不使用ですから、妊娠中にも安心して飲めるサプリメントです。成分・安全性・コストパフォーマンスにおいて、とてもバランスの良いサプリでしょう。

  3. はぐくみ葉酸

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