
葉酸サプリメントは、妊娠中に毎日飲む物です。
ママ達は、効果や飲みやすさの他に、安全性を求めますよね。
そこで、葉酸サプリのパッケージや、ホームページの商品説明等で「gmp認定」という文字やマークを目にした人も多いのでは無いかと思います。
gmpマークの付いた葉酸サプリメントは、そうでない物に比べて安全性が高いと言えるでしょう。
しかし、その詳細については、まだ良く分からないと言う人も多いのでは無いでしょうか。
「gmpって何?」「どう安全なの?」
今回は、そんなママ達の疑問にお答えしましょう。
葉酸サプリの「gmp」って何?
gmpとは、「Good Manufacturing Practice」の頭文字を取ったものであり、日本語に訳すと「適正製造規範」となります。
つまり、商品が安全に作られ、一定の品質が保たれるために設けられた製造規範の事です。
元々はアメリカで設けられた物でしたが、日本にも医薬品についてのgmpが取り入れられ、2005年からは厚生労働省のガイドラインを基にサプリメント等についてのgmpも設けられました。
サプリメント等の製造にあたってのgmp3つの目標がこちらです。
- 人為的な誤りを最小限にする
- 健康食品に対する汚染を防止する
- 品質を保証するための要件を定める
このように、サプリメント製造工場の品質管理状況を、第三者機関がチェックし、証認するというのがgmpなのです。
gmp認定工場で作られた葉酸サプリとは?
gmpの認定を受けた工場を「gmp認定工場」と呼びます。
こちらのgmpマークが付いている商品は、gmpの認定を受けた工場で作られているので、製造工程での安全性は高いと言えるでしょう。
gmp認定工場で葉酸サプリを作るためにクリアしてる事は?
gmpの認定を受けるには、様々な厳しい基準をクリアしなくてはなりません。
在庫管理や工場内や機械が清潔に保たれているかどうか、粒の仕上がりにムラが出来ないように、しっかりとした工程で作られているかどうかなど、製品の品質が落ちる原因となる事を排除していくことが求められます。
そのために、人為的なミスを防ぐための管理の徹底や、工場内の環境を清潔に保つための仕組み作りなど、様々な条件をクリアした工場がgmpに認定されるのです。
また、1度認定を受けたからと言ってそれで終わりではありません。
定期的に見直しが行われますから、消費者としてはとても信頼がおけるのでは無いかと思います。
gmp認定工場で作られた葉酸サプリなら安全なの?

厳しい基準をクリアしているgmp認定工場ですが、その様な工場で製造された葉酸サプリなら、全てにおいて安全と言えるのでしょうか。
gmp認定工場で作られた葉酸サプリは品質が安定している
gmp認定工場で作られた葉酸サプリメントは、徹底した管理の基で作られていますから、品質は安定しています。
商品によって粒の大きさや量にバラつきがあったり、製造工程での汚染や異物の混入などの心配はほとんど無いと言えるでしょう。
gmpは葉酸サプリの材料の品質までは保証していない
gmpマークのついた葉酸サプリメントは、品質が安定しているのは確かでしょう。
しかし、gmpとはあくまでも製造工場への基準であり、原材料の品質や成分の効果を保証する物ではないのです。
ただ、gmpの規範に基づいて作られている葉酸サプリは、製造工程での安全性は高いと言えます。
サプリメントを選ぶひとつの基準として覚えておきましょう。
gmp以外に葉酸サプリを選ぶポイントは?

gmp認定工場で製造された商品かどうかは、葉酸サプリメントを選ぶ上で大切なポイントとなります。
しかし先ほども申し上げたように、gmpは原材料の品質や成分の効果を保証する物ではありません。
ならば、妊娠中に安心して飲むことができるサプリメントを選ぶには、gmpマークが付いていること以外に、どんなポイントに気を付けたら良いのか見て行きましょう。
1日400ugの葉酸が摂れるかどうか
厚生労働省が妊婦さんに推奨している1日の葉酸摂取量は400ugとなっています。
妊娠初期に、この量をしっかりと摂る事によって、お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害などの先天性奇形を約70%低減できると言われているのです。
ですから、妊娠中に飲む葉酸サプリメントを選ぶ際のポイントの1つとして、1日分あたりに400ugの葉酸が配合されている物を選びましょう。
モノグルタミン酸型の葉酸かどうか
葉酸には「合成葉酸」と呼ばれるモノグルタミン酸型と、「天然葉酸」と呼ばれるポリグルタミン酸型の2種類が存在します。
“合成・天然”と聞くと、何だか天然の方が良い様なイメージを持つかと思いますが、厚生労働省が妊婦さんに推奨しているのは、実は合成葉酸と呼ばれるモノグルタミン酸型の葉酸なのです。
それは、吸収率が良い事と、妊娠中にお腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを下げるという報告がされているのは、モノグルタミン酸型の葉酸だからという理由があります。
ですから、妊娠中には飲むには、モノグルタミン酸型の葉酸が配合されたサプリメントがオススメなのです。
合成葉酸と天然葉酸の違いについては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
⇒「葉酸サプリは天然と合成の違いは?どちらが良いの?」
材料が天然由来の物が良い
合成葉酸がオススメと聞くと、「ホントに大丈夫なの?」と思う人もいるのでは無いかと思います。
確かに合成葉酸の中には石油系の原料から合成された物があり、その様なサプリを妊娠中に摂り続けると、お腹の赤ちゃんにまで影響を及ぼす事がありますから注意が必要です。
安心して飲む事ができるのは、食品などの天然の原料から合成された葉酸でしょう。
吸収率が良く、安全性も高い”天然由来のモノグルタミン酸型葉酸”を使っているサプリメントがオススメです。
石油系の原料から作られた葉酸サプリの危険性については、こちらをご覧下さい。
⇒「葉酸サプリは石油から出来ているのはホント!?安全性は?」
危険な添加物が使われていないかどうか
妊娠中に毎日摂るサプリメントとなると、気になるのが食品添加物です。
もともと添加物とは、厚生労働省が安全性を認めた物しか使用する事ができません。
しかし、妊娠中に毎日摂るとなると、避けた方が良い物もあるのです。
特に、合成着色料、保存料、ショ糖脂肪酸エステルや、アセルスファムカリウムについては、妊娠中に摂り過ぎるとお腹の赤ちゃんの喘息やアレルギー、奇形の原因にもなると言われています。
これらの添加物が入っていない物を選びましょう。
葉酸と共に働く栄養素が配合されているかどうか
葉酸は、DNAの合成や血液を作り出す働き、ホモシステインの分解など、様々な役割を担っています。
しかし、実は単体ではほとんど働かないため、葉酸と共に働くビタミンb6やb12、鉄分などの栄養素が必要なのです。
これらの栄養素が一緒に配合された葉酸サプリメントを選ぶ事が、葉酸をより有効に働かせるポイントでしょう。
葉酸サプリとgmpについてのまとめ

gmpとは、製品の品質を一定に保つために設けられた、製造規範です。
gmpマークの付いたサプリメントは、gmpの厳しい基準をクリアした信頼の置ける国内工場で生産されていますから、葉酸サプリを選ぶ上で1つのポイントとなるでしょう。
しかし、gmpとはあくまでも製造工程での基準であり、原材料の安全性や成分の効果を保証する物ではありません。
妊娠中に飲む葉酸サプリメントを選ぶ際には、gmpマークの有無の他に、葉酸の含有量や種類、添加物やその他の栄養素についても気をつける必要があるでしょう。
当サイトでも、gmp認定工場で作られた、妊娠中に安心して飲むことができる葉酸サプリについて紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【葉酸サプリの総合的なオススメ3選】
当サイトでオススメしている葉酸サプリです。 実際に試して、安全に飲む事が出来るサプリを厳選しています。-
ベルタ葉酸
天然酵母由来のモノグルタミン酸型葉酸を100%配合。小さめの粒で飲みやすく味や臭いもほとんどありません。鉄分・Ca・ミネラルなど妊娠中に必要な栄養素や嬉しい美容成分もバランス良く配合。ビタミンの過剰摂取に配慮された配合になっており、化学合成添加物も無添加で妊娠中に安心して飲めるサプリメントです。
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プレミン
天然由来のモノグルタミン酸型葉酸。粒は小さめで飲みやすく配慮されています。葉酸の働きを助ける栄養素や、妊娠中に欠かせないCaや鉄分も配合。化学合成添加物は不使用ですから、妊娠中にも安心して飲めるサプリメントです。成分・安全性・コストパフォーマンスにおいて、とてもバランスの良いサプリでしょう。
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はぐくみ葉酸
オーガニックレモンから抽出したモノグルタミン酸型葉酸を配合。小さめの粒は飲みやすく、味や臭いも気になりません。化学合成添加物は無添加。妊娠中に必要な栄養素など、15種類のビタミン・ミネラルをたっぷり配合。その全てが天然由来です。栄養士による食事についてのサポートが受けられる特典があります。