葉酸サプリと肝臓

妊娠中、お腹の赤ちゃんのために積極的に摂りたい栄養素のひとつ「葉酸」。
細胞分裂を助け、胎児の正常な成長を助ける事から、厚生労働省も推奨しています。

水溶性ビタミンである葉酸は、水洗いや加熱調理等の過程で失われやすく、また体内吸収率が良くないため、毎日の食事だけでは中々しっかりと摂りづらい栄養素。
そこで、サプリで足りない分の葉酸を補っている妊婦さんは多い事でしょう。
しかし、そんな葉酸サプリメントが肝臓に負担をかけると言う噂があるようです。

肝臓は、解毒や代謝、栄養の貯蔵など私達の健康には欠かせない働きをしている臓器。
肝臓に負担がかかり肝機能が低下する事は、直接私達の健康を左右すると言っても過言ではありませんから心配ですよね。

そこで今回は、その噂の真相や、葉酸と肝臓の関係について詳しくお話したいと思います。

>>管理人も利用した葉酸サプリはこちら。

葉酸は肝臓に負担をかける成分なの?

そもそも葉酸自体は、肝臓に負担をかけるような成分ではありません。
葉酸には、身体の細胞分裂を助ける働きがあり、もちろん肝臓の細胞が生まれ変わる際にも活躍してくれる栄養素。
最近では、肝臓がんの予防効果についても注目されている等、むしろ葉酸は肝臓の機能をアップさせてくれる栄養素となっています。

ではなぜ、葉酸サプリが肝臓に負担をかけると言う噂があるのでしょうか。
それは、サプリメントの選び方を間違えているからです。
葉酸サプリと一口に言っても、その原料や成分は様々であり、物によっては確かに肝臓に負担がかかる商品も存在します。

肝臓に負担をかける葉酸サプリとは?

肝臓に負担をかける葉酸サプリ

肝臓に負担がかかる葉酸サプリメントとは、具体的にどのような物なのでしょうか。
詳しくまとめてみました。

石油系の原料を使用した葉酸は肝臓に負担をかける

まず注意して頂きたいのが、”葉酸の原料”です。
サプリメントに配合されている葉酸は、食品に含まれる「天然葉酸」とは異なり、何らかの原料から合成された「合成葉酸」がほとんどでしょう。

合成葉酸は吸収率が約90%と高く確実に摂れる事から、厚生労働省も妊娠中の女性に推奨しています。
ですから、”合成葉酸だから悪い”と言う事では無く、問題なのはその葉酸を合成している原料なのです。

特に安価なサプリメントに多いのが、石油系の化学物質を原料とした葉酸。
石油はそもそも食べられる物ではありませんから、肝臓で分解するのに時間が掛かります。
そして、葉酸サプリは毎日飲む物ですから、分解が追い付かず肝臓に蓄積されてしまい負担が掛かるのです。

葉酸サプリを選ぶ際には、見落としがちな”葉酸の原料”についても、しっかりと確認をしましょう。

天然葉酸と合成葉酸の違いや安全性については、こちらの記事をご覧下さい。
⇒「葉酸サプリは天然と合成の違いは?どちらが良いの?

化学合成添加物を配合した葉酸サプリは肝臓に負担をかける

肝臓に負担をかけるのは、主要成分だけではありません。
サプリメントに味や匂いを加える目的や、飲みやすく形成するために添加される食品添加物にも注意が必要です。

食品添加物とはそもそも、厚生労働省が安全性を認めた物しか使用出来ません。
ですから、その安全性は高いと言えるのですが、添加物の中にも化学物質から作られた物があります。

合成着色料や保存料などの化学合成添加物は、微量であれば人体に影響は無いとされています。
しかし、毎日飲むサプリメントに配合されているのはオススメ出来ません。
これらの添加物も肝臓での分解に時間が掛かるため、負担をかける要因となるのです。

脂溶性ビタミンを配合した葉酸サプリは肝臓に蓄積される

肝臓に蓄積される栄養素と言えば、脂溶性ビタミンです。

必要の無い分がその都度尿などによって排出される水溶性ビタミンとは異なり、体内に蓄積される性質を持つ脂溶性ビタミン。
主にビタミンA、K、D、E等が挙げられます。

これらの脂溶性ビタミンは、摂り過ぎると肝臓に蓄積されますから負担がかかるのです。
脂溶性ビタミンも妊娠中に必要な栄養素ですから、配合されている事は良いのですが、過剰摂取に配慮がされていない配合になっている葉酸サプリには注意が必要でしょう。

葉酸サプリによって肝臓に負担がかかった場合の胎児への副作用は?

葉酸サプリによって肝臓に負担がかかった場合の胎児への副作用

肝臓に負担をかける葉酸サプリメントを妊娠中に飲み続けた場合、お腹の赤ちゃんにはどのような影響が及ぶのでしょうか。

妊娠中にママが口にした物は、臍の緒を通してお腹の赤ちゃんにも移行されます。
ですから、石油系の原料や添加物等の成分はお腹の赤ちゃんにも移行され、アレルギー疾患等のリスクを高めるとも言われているのです。

“葉酸サプリメントが原因で赤ちゃんがアレルギーになった”と言うハッキリとした医学的な研究報告は未だありません。
しかし、自然の物では無い成分を妊娠中に毎日摂るのは避けた方が良いでしょう。

肝臓に負担がかからない葉酸サプリとは?

肝臓に負担がかからない葉酸サプリ

肝臓に負担をかける葉酸サプリメントの特徴についてお話をしてきましたが、結局どんなサプリなら負担がかからないのでしょうか。

  • 食品などの天然の物から抽出した原料で合成された葉酸サプリ
  • 化学合成添加物を使用していない葉酸サプリ
  • 脂溶性ビタミンの過剰摂取に配慮された葉酸サプリ

上記のポイントを押さえて葉酸サプリを選ぶと、肝臓への負担のリスクはグッと下がるかと思います。 

妊娠中にママの肝臓に負担がかかる事は、お腹の赤ちゃんにとっても良くありません。
妊娠中に毎日飲む葉酸サプリを選ぶ際には、価格や効果だけでは無く、成分や原料の安全性についてもしっかりと確認をし、納得した上で購入をしましょう。

妊娠中にどんな基準で葉酸サプリを選べば良いのかと迷っているママには、こちらの記事を参考にして頂けたらと思います。
⇒「妊娠中に選ぶべき安全な葉酸サプリとは?

>>管理人も利用した葉酸サプリはこちら。

葉酸と肝臓についてのまとめ

葉酸と肝臓についてのまとめ

葉酸はそもそも肝臓に負担をかける成分ではありません。
しかし、サプリメントの場合には、その原料や添加物、成分などにより肝臓に負担をかける商品もあるのです。

肝臓に負担をかけないためには、化学的な原料を使用しておらず、脂溶性ビタミンの過剰摂取にも配慮された葉酸サプリメントを選びましょう。
当サイトでは、肝臓に負担が掛からない安全性の高い葉酸サプリメントについてご紹介していますので、是非参考にして頂けたらと思います。

【葉酸サプリの総合的なオススメ3選】

当サイトでオススメしている葉酸サプリです。 実際に試して、安全に飲む事が出来るサプリを厳選しています。
  1. ベルタ葉酸

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    天然酵母由来のモノグルタミン酸型葉酸を100%配合。小さめの粒で飲みやすく味や臭いもほとんどありません。鉄分・Ca・ミネラルなど妊娠中に必要な栄養素や嬉しい美容成分もバランス良く配合。ビタミンの過剰摂取に配慮された配合になっており、化学合成添加物も無添加で妊娠中に安心して飲めるサプリメントです。

  2. プレミン

    プレミンのランキング

    天然由来のモノグルタミン酸型葉酸。粒は小さめで飲みやすく配慮されています。葉酸の働きを助ける栄養素や、妊娠中に欠かせないCaや鉄分も配合。化学合成添加物は不使用ですから、妊娠中にも安心して飲めるサプリメントです。成分・安全性・コストパフォーマンスにおいて、とてもバランスの良いサプリでしょう。

  3. はぐくみ葉酸

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    オーガニックレモンから抽出したモノグルタミン酸型葉酸を配合。小さめの粒は飲みやすく、味や臭いも気になりません。化学合成添加物は無添加。妊娠中に必要な栄養素など、15種類のビタミン・ミネラルをたっぷり配合。その全てが天然由来です。栄養士による食事についてのサポートが受けられる特典があります。