葉酸とマカ

妊娠に良いとされる葉酸とマカですが、どちらも飲みたいという方もいる事でしょう。
赤ちゃんが欲しいから妊活の為に、又はマカを飲んでいて妊娠したから葉酸も摂りたいなど理由は様々だと思いますが、葉酸サプリとマカを併用しても大丈夫なのでしょうか?
気になる飲み合わせについてお伝えしていきたいと思います。

そもそも葉酸とマカの効果の違いは?

どちらも妊娠にとって大切な栄養素ですが、その働きの違いとは何なのでしょう?

葉酸は健康な赤ちゃんを産むサポートをしてくれる

葉酸は水溶性ビタミンB郡の1種で、ほうれん草などの緑の葉や、レバー、うなぎなどに豊富に含まれているビタミンです。
「ビタミンM」「造血ビタミン」とも呼ばれ、主にDNA(核酸)の形成を助けたり血液(赤血球)を作る働きをしています。

妊娠前と妊娠初期に最も大切な栄養素

葉酸が妊娠中に良いとされ、その名を広く知られる様になったのには、厚生労働省による勧告があった事が大きなきっかけのひとつでしょう。

厚生労働省は、”妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸を正しく摂取することで、胎児の神経官閉鎖障害などの先天性奇形のリスクを下げる事が出来る“と勧告しています。
葉酸には、DNAの形成や遺伝子のコピーがスムーズに行われるようにサポートする働きがあるのです。

そういった意味では、葉酸は妊娠前から妊娠初期にかけてが最も必要な時期と言えるでしょう。

流産予防効果で妊娠の継続を助ける

流産の約80~90%が妊娠初期に起きているという事をご存知ですか?
そして、そのほとんどが卵子の先天性奇形や染色体異常が原因で引き起こされています。

葉酸には、細胞分裂を助け正常に遺伝子がコピーされるのを助ける働きがありますから、先天性奇形や染色体異常が引き起こされるのを防ぎ、流産を予防する効果が期待出来るのです。

葉酸は、正常な妊娠の継続の為に、とても重要な働きをしてくれています。
⇒「葉酸サプリが流産予防に効果的な理由

マカは生殖機能を高める

マカとは、標高4000メートル以上、平均気温7度以下という厳しい環境で栽培されている南米ペルーが原産のアブラナ科の植物です。
大根やカブの仲間で、紫色の物や白い物など100種類以上あると言われています。

マカは、亜鉛などのミネラルを豊富に含むごく限られた土地で栽培され、非常に栄養価が高く滋養強壮・精力増強・冷え性の改善・婦人科系の悩みに対して効果があるので、妊活サプリなどに使われている事が多いのです。

マカは妊活に向いている

葉酸にも、受精や着床しやすい環境を作る働きがありますが、マカと葉酸ではそのアプローチの仕方が異なるのです。

マカに含まれる成分には、内分泌腺を刺激しホルモンの分泌を促す作用があり、ホルモンバランスを整え、整理不順や生理痛、不妊などへの効果が期待できます。
女性の生殖機能を正常化することにより、妊娠しやすい環境を整えてくれるという事で、妊活に向いている栄養素と言えるでしょう。

マカには男性の精力増強効果も

マカのサプリメントが日本で流通し始めた頃は、実は男性の”精力剤”として売られていました。
実際にはマカを飲んで男性が性的に興奮するという様な作用はありませんが、マカに含まれるアルギニンには精巣機能や精子の運動機能を活性化させる効果、また、勃起障害の改善が期待できます。

近年、不妊の原因が男性側にある事も珍しくは無く、妊活にはパートナーが協力して身体を整える事が大切です。
マカは男性の不妊に対しても非常に効果が期待できるでしょう。

葉酸とマカはどんな人にオススメなの?

簡単に申し上げますと、葉酸は赤ちゃんの為にマカは妊活のために摂ることがオススメでしょう。

葉酸は妊娠前から摂ることで、お腹の赤ちゃんの先天性異常のリスクを下げ、妊娠中期から産後の授乳期には、赤ちゃんの正常な発達を助けてくれる栄養素です。
マカは男女の生殖機能を正常化し、妊娠自体に作用します。
ですから、葉酸は元気な赤ちゃんを産む目的、マカは妊娠したいという人に向いていると言えるでしょう。

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葉酸とマカは一緒に飲み合わせても大丈夫?

葉酸とマカは一緒に飲み合わせても大丈夫なのか

妊娠もしたいし、妊娠したらもちろん元気な赤ちゃんを産みたい!
そんな思いから、葉酸とマカを一緒に飲みたいと言う方も多いのではないでしょうか?

葉酸とマカの相乗効果

葉酸とマカを一緒に摂っても問題は無いと言えるでしょう。

例えば、妊活のためにマカを飲み、いつ妊娠しても良い様に葉酸も摂っておくなど、むしろ葉酸とマカは一緒に摂ることで、相乗効果を発揮してくれる相性の良い栄養素と言えます。

併用する時に気をつけるべきこと

併用しても問題のない葉酸とマカですが、サプリメントでの摂取で気をつけるべき点があります。

・葉酸の上限摂取量は1日に1000ug
・マカの上限摂取量は1日に3000ug

この上限を越えない様に摂取する事はもちろんですが、サプリメントの中には葉酸やマカの他にも、カルシウムやビタミンなどの栄養素も配合されています。

特にビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンは体内に溜まりやすく、摂りすぎると体調を崩したりお腹の赤ちゃんに影響を及ぼす物もある為、過剰摂取にならない様に気を付けなければなりません。
サプリメントは吸収率が良い様に作られていますから、注意が必要でしょう。

葉酸やマカに副作用はある?

葉酸やマカ自体に副作用は無いと言って良いでしょう。
特にマカは農薬の心配もほとんど無く、副作用の無い安心して摂取できる栄養素として有名です。

しかし、サプリメントで摂取する場合には、摂りすぎによる過剰摂取や食品添加物などによる副作用の様な症状が引き起こされる事があります。
身体に良いからといって沢山飲まず、用量を守って正しく飲みましょう。

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マカと併用したい人におすすめの葉酸サプリの特徴

マカと併用したい人におすすめの葉酸サプリの特徴

マカと併用したいけれど、どんな葉酸サプリなら安心して飲めるの?
そんな疑問に対して、オススメの葉酸サプリメントの特徴をご紹介しましょう。

過剰摂取に配慮がされている

単独で飲む場合ももちろんですが、併用する際には特に注意が必要となるのが”過剰摂取”です。
比較的安価な葉酸サプリメントや海外製の製品には、葉酸や脂溶性ビタミンの過剰摂取に配慮がされていない物があります。

オーストラリアでは、葉酸の過剰摂取によってお腹の赤ちゃんが喘息になるリスクが高まるという研究結果も報告されていますから、栄養素の過剰摂取に配慮がされているサプリメントを選びましょう。

天然由来の葉酸

サプリメントに含まれている葉酸には、天然由来の物と化学合成された物があるのをご存知ですか?

天然由来の物とは、天然の食品などから抽出した葉酸のことで、化学合成された物とは合成化学物質によって作られた葉酸の事です。
合成化学物質によって作られた葉酸は石油系の原料が使われている事が多く、お腹の赤ちゃんの喘息やアレルギー疾患の原因にもなりますから、天然由来の葉酸が配合されているサプリメントを選びましょう。

化学合成添加物の入っていないもの

サプリメントを2種類飲むという事は、そこに含まれる食品添加物も2倍摂取するという事ですね。
添加物がすべて有害という訳ではありませんので、誤解の無いように説明したいと思いますが、身体に悪いとされているのは合成着色料や香料、保存料などの”化学合成添加物”です。
特に、「アセルスファムカリウム」や「ショ糖脂肪酸エステル」などについては、ダウン症などの染色体異常のリスクを高めてしまう副作用がありますから、最低限この2つの成分が配合されているサプリメントは避けましょう。

まとめ

葉酸サプリとマカは一緒に飲んでも問題はありません。
むしろ妊娠から出産までを相乗効果でサポートしてくれる最強タッグとも言えるでしょう。
しかし、葉酸や脂溶性ビタミンの過剰摂取、添加物による副作用を避ける為、過剰摂取や添加物に配慮がされた良質なサプリメントを選びましょう。

【葉酸サプリの総合的なオススメ3選】

当サイトでオススメしている葉酸サプリです。 実際に試して、安全に飲む事が出来るサプリを厳選しています。
  1. ベルタ葉酸

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    天然酵母由来のモノグルタミン酸型葉酸を100%配合。小さめの粒で飲みやすく味や臭いもほとんどありません。鉄分・Ca・ミネラルなど妊娠中に必要な栄養素や嬉しい美容成分もバランス良く配合。ビタミンの過剰摂取に配慮された配合になっており、化学合成添加物も無添加で妊娠中に安心して飲めるサプリメントです。

  2. プレミン

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    天然由来のモノグルタミン酸型葉酸。粒は小さめで飲みやすく配慮されています。葉酸の働きを助ける栄養素や、妊娠中に欠かせないCaや鉄分も配合。化学合成添加物は不使用ですから、妊娠中にも安心して飲めるサプリメントです。成分・安全性・コストパフォーマンスにおいて、とてもバランスの良いサプリでしょう。

  3. はぐくみ葉酸

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    オーガニックレモンから抽出したモノグルタミン酸型葉酸を配合。小さめの粒は飲みやすく、味や臭いも気になりません。化学合成添加物は無添加。妊娠中に必要な栄養素など、15種類のビタミン・ミネラルをたっぷり配合。その全てが天然由来です。栄養士による食事についてのサポートが受けられる特典があります。