妊娠したい女性へ!妊活の方法や必要な栄養素など

妊娠したい

妊娠したいのに出来ないと、女性は少なからず焦りを感じてしまいますよね。
近頃では、一人目はすぐに授かったのに、二人目が中々できないという「二人目不妊」で悩んでいる人も多いようです。

母乳育児をしている時期は排卵がされにくいとも言われていますから、それを「不妊」と言うには早いのかもしれませんが、本人にとっては焦りを感じてしまう事でしょう。

一口に「妊活」と言っても様々な方法があります。
妊娠したいと思った時、私たち女性は何をしたら良いのでしょうか。

妊娠したい人はまず自分の身体を整えよう

妊娠したいと思った時、まずは自分の身体を知ることが大切です。
そして、自分に合った適切な方法で、妊活を行う事が有効的と言えます。

基礎体温を測って排卵日を計算する

妊娠したいと思ったら、まずは基礎体温を測りましょう。
基礎体温を毎日測る事によって、自分の排卵日を計算する事が出来ます。
排卵日が分かれば「タイミング法」を行う事が出来るため、通常よりも妊娠できる確率が上がるのです。

今は基礎体温を付けられるアプリ等もありますよね。
そう言った物を活用して行う事で生理日なども予測でき、測り忘れも防げるでしょう。

タイミング法とは?

排卵日を予測して、自然妊娠を目指すのがタイミング法です。
自分で基礎体温を付ける事でも出来ますが、病院で相談して医師の指示を仰ぐ方法もあります。
病院では超音波で卵胞の大きさをチェックしたり、血液検査や尿検査によってホルモンを調べる等し、排卵日を予測して夫婦生活を行うのです。

生理不順なら婦人科で検査をしてみる方法も

もともと生理不順の場合は、基礎体温を付けても中々グラフがハッキリとしない人もいますよね。
その場合、婦人科などで検査をしてもらうのも良いかもしれません。
きちんと排卵がされているかどうかを調べてもらったり、生理不順の原因についても知ることが出来るでしょう。

高齢出産においての注意点

高齢出産とは、35歳以上の初産婦を指します。
35歳以下の妊娠に比べ妊娠しにくい上に、流産や妊娠高血圧症候群、難産などの様々なリスクが高くなるので注意が必要なのです。

高齢出産で気を付けるポイントは、「体重管理」「減塩で低カロリーな食事」、そして「無理をしないこと」。

また、高齢出産では赤ちゃんの染色体異常のリスクも上がります。
ダウン症を発症する確率は、20歳では1441分の1なのに対して、40歳では106分の1まで高くなります。

高齢出産の女性は特に、染色体異常を防ぐ葉酸等の栄養素をしっかりと摂る事をオススメします。

高齢出産についてはこちらの記事で詳しくお話しています。
⇒「35歳からの6つの高齢出産リスクを下げる葉酸の摂り方

着床率を上げる高温期の過ごし方

着床率を上げる高温期の過ごし方

まず妊娠の流れについてお話しましょう。
左右にある卵巣のどちらかから、卵子が1つ飛び出します。

そして、その卵子を卵管が吸い上げ、卵管の中で精子と出会うと受精卵となるのです。
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら成長し、子宮内膜へたどり着くと着床します。
これで妊娠成立となるのです。

最も妊娠しやすいと言われる時期は、排卵日の2日前から排卵日にかけてだと言われています。
ですから、生理終了から排卵日までの「高温期」と呼ばれる時期の過ごし方は大切なのです。

高温期はどのように、過ごしたら良いのでしょうか。

妊娠したい女性に必要な葉酸を摂る

妊娠に良いとされている栄養素は沢山ありますが、中でも葉酸は重要な役割を担っており、厚生労働省からも推奨されています。
妊娠の約1ヶ月前からの摂取が良いとされており、2000年からは母子手帳にも記載されているほどです。

葉酸にはホルモンバランスを整える働きや、血液を作り出す「造血作用」、そしてDNAの形成を助け細胞分裂をサポートする働きがあります。
妊娠初期に葉酸を十分に摂ることで、お腹の赤ちゃんの二分脊椎などの先天性奇形を約70%防ぐ事ができると言われているのです。

高温期に葉酸をしっかりと摂る事で、造血作用により身体を温め、受精卵の細胞分裂をサポートし、妊娠した場合には赤ちゃんの障害等を防ぐ効果も期待出来ます。

また、葉酸には卵子の質を保つ働きもあるのですが、こちらの記事で詳しくお話していますのでご覧下さい。
⇒「葉酸は卵子の質を上げる?妊活にも葉酸サプリを!

妊娠したいなら生活習慣を見直そう

妊活に大切なのが、規則正しい生活習慣です。
中でも特に睡眠は重要。
睡眠中に分泌されるセロトニンと呼ばれるホルモンには、卵子の酸化や老化を防ぐ働きがあります。

また、排卵は夜中にされる事が多いと言われており、睡眠時間が短い人ほど着床率が悪かったという海外の研究報告もあるのです。
もちろん、普段もそうなのですが、特に高温期には早寝早起きを心がけましょう。

妊娠したいなら冷えを改善しよう

妊活にとって身体の「冷え」は大敵ですが、妊娠の確率が上がる高温期には、特に身体を温める事を意識しましょう。
身体が冷え血行が悪くなると卵巣や子宮の働きが悪くなります。

生姜などの身体を温める作用のある食品を摂取したり、岩盤浴などで外から温める等も良いでしょう。

妊娠したいならストレスを溜め過ぎない

過度なストレスは、ホルモンバランスや自律神経を見出し子宮や卵巣の働きを悪くします。
また、ストレスによって発生する活性酸素は細胞を傷つける事があり、卵子の酸化や老化の原因にもなるのです。

高温期は特に、なるべくリラックスし心穏やかに過ごす事が理想的と言えます。

妊娠したいと思ったら予防接種を受けよう

妊娠中にかかると、お腹の赤ちゃんに感染するリスクがあるのが「麻疹(はしか)」「風疹」「水疱瘡」などです。
これらに赤ちゃんが感染してしまった場合には、様々な障害として残るケースもあります。

これらの予防接種は生ワクチンのため、妊娠中には受ける事が出来ません。
自分自身に抗体があるかどうかを妊娠前にチェックし、なければ予防接種を受けましょう。

妊娠したいなら旦那さんの協力も大切

妊娠したいなら旦那さんの協力も大切

「妊活」と聞くと女性が行うイメージが強いかもしれませんが、パートナーである旦那さんの協力は必要不可欠です。

不妊の原因は男性にあることも

実は不妊の原因の約30%~50%が男性側にあると言われています。
昨今ストレス社会で戦う男性は疲れやすく、活性酸素等によって精子が元気を失っている事が多いのです。

女性側に問題が無い時には、男性も一度一緒に病院で検査などを受けてみるのも良いでしょう。

妊娠したいなら旦那さんも食事を見直そう

赤ちゃんが欲しいと夫婦で望んだ時には、女性だけでは無く旦那さんも食事などに気を付けることが大切です。

卵子は女性が生まれる時に、既に一生分を持っていますが、精子は日々新しく作り出される物。
男性が摂った栄養によって精子の質も変わってくるのです。

抗酸化作用の強いビタミンやミネラル、葉酸などを積極的に摂ると良いでしょう。

葉酸は男性の妊娠力も上げる

葉酸には血液を作り出す働きがあり、男性の勃起力を高める効果が期待出来ます。

また、男性が日々仕事などで感じているストレスは、体内で活性酸素を発生させ細胞を傷つけてしまいます。
細胞分裂が上手く行かず精子が傷つくと、パートナーが妊娠した際にダウン症などの染色体異常を発症する原因にもなるのです。

葉酸は、DNAが正常にコピーされるように、細胞分裂を助ける働きをしてくれます。
ですから、健康な赤ちゃんを授かるためにも、男性も妊活中から葉酸をしっかり摂ると良いのです。

男性にも葉酸が必要な理由については、こちらの記事をご覧下さい。
⇒「なぜ男性にも葉酸が必要なの?効果・効能や正しい飲み方も解説

妊娠したいなら葉酸とマカの相乗効果で着床率を上げる

妊娠したいなら葉酸とマカの相乗効果で着床率を上げる

葉酸とマカには似た働きがあり、それぞれの力を引き出す相乗効果があります。

マカは昔から滋養強壮に良いとされ、妊活にとても向いている食品です。
そして、葉酸は赤ちゃんのための栄養素として知られていますよね。
マカで妊娠しやすい身体を整え、葉酸によって正常な受精や着床を助ける事で、より妊娠率は上がる事でしょう。

葉酸とマカの妊娠への効果についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒「葉酸サプリとマカは併用しても大丈夫?気になる飲み合わせ

妊娠したい時の方法についてのまとめ

妊娠したい時の方法についてのまとめ

妊娠したいと思ったら、まずは自分の身体を知って整える事が大切です。
その上で、適切な妊活方法を選ぶ事により、妊活できる確率は上がるでしょう。

また、パートナーである男性と一緒に妊活することで、より効果が期待出来ます。
食生活や生活習慣を見直し、場合によっては婦人科などで相談しながら、夫婦で力を合わせて赤ちゃんを待つのが良いのでは無いでしょうか。

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