葉酸の蓄積

妊娠中に欠かせない栄養素の一つと言えば「葉酸」です。
妊娠初期にしっかりと摂る事で、お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害などの先天性奇形を防ぐとして、厚生労働省も推奨しています。

しかし、葉酸は毎日摂らなければいけないのでしょうか。
沢山摂った次の日は、摂らなくても大丈夫なのでは無いかと思う人もいる事でしょう。

そこで今回は、葉酸は体内に蓄積する事が出来るのか、葉酸の正しい摂り方と合わせて詳しくお話したいと思います。

葉酸は基本的には体内に蓄積する事は出来ない

ビタミンには、体内に蓄積されやすい脂溶性ビタミンと、蓄積されずに排出される水溶性ビタミンがあります。
葉酸は、水溶性ビタミンB群の一種。

沢山摂っても、その日に必要の無い分は尿等によって排出されてしまうのです。
ですから、残念ながら葉酸は基本的には、体内に蓄積する事は出来ません。

毎日コツコツと摂る事が大切なのです。
また、食品などに含まれる天然の葉酸の体内吸収率は約30%と高くありませんから、そもそも毎日の食事だけで必要な分以上の量を摂る事も簡単では無いと言えます。 

葉酸サプリの場合には蓄積される事もあるが危険

葉酸サプリの場合には蓄積される事もあるが危険

体内に蓄積する事が難しい葉酸ですが、サプリメントの場合には蓄積される事もあるのです。

食品に含まれる葉酸の吸収率が低いと言うお話をさせて頂きました。
しかし、サプリメントに配合されている葉酸は吸収率が約90%と高く、確実に葉酸を摂る事が出来ます。

ですから、沢山の葉酸を必要とする妊娠中にはサプリメントはオススメです。
ただし、吸収率が良いため、一気に飲み過ぎると体内に蓄積されてしまう事もあるのです。
正しくは、蓄積と言うよりも過剰摂取と言えるでしょう。

葉酸には上限摂取量が設けられている

妊娠中には特に積極的に摂りたい葉酸ですが、逆に摂り過ぎも危険であるため、設けられているのが1日の上限摂取量です。

厚生労働省が設けている葉酸の1日の上限摂取量は、妊娠中に限らず1000ugとなっています。
これを越えて摂取し続けた場合には、葉酸の過剰摂取による副作用を引き起こす事があるのです。

先ほどもお話したように、食品に含まれる葉酸の吸収率は低いため、毎日の食事だけでは過剰摂取になる心配はほとんどありません。
しかし、葉酸サプリについては吸収率が高いので、用量を越えて飲み続ける事はオススメ出来ないのです。

ただし、葉酸サプリの場合にも、用量をしっかりと守って飲んでいれば問題は無いでしょう。

葉酸が蓄積されると過剰摂取による副作用が引き起こされる

サプリの摂り過ぎ等により体内に葉酸が蓄積されると、過剰摂取による副作用が引き起こされる事があります。

ママの身体には、不眠・発熱・発疹・呼吸障害など、様々な症状が現れるでしょう。
また、妊娠後期にママが葉酸を過剰摂取し続けた場合、お腹の赤ちゃんの喘息のリスクが高まると言うオーストラリアでの研究報告もあります。

葉酸の過剰摂取については、こちらの記事で更に詳しく説明していますので参考にしてみて下さい。
⇒「妊娠中の葉酸の過剰摂取は危険!どんな影響が出るの?

蓄積されない葉酸だからこそ毎日摂る必要がある

蓄積されない葉酸だからこそ毎日摂る必要がある

過剰摂取に関しては危険性のある葉酸ですが、やはり妊娠中に欠乏する事は赤ちゃんの成長や発達に影響を及ぼす危険性があるため、望ましくありません。

妊娠中は推奨量の葉酸が毎日必要

葉酸がお腹の赤ちゃんの先天性奇形を防ぐとして認められているのは、妊娠初期の脳や脊髄が作られる時期にしっかりと推奨量を摂った場合の研究結果です。
毎日の食事だけで多くを摂るのが難く、また体内に蓄積する事が出来ないからこそ、サプリ等で毎日補う事が重要であり、厚生労働省も推奨しています。 

過剰摂取を防ぐためにも毎日コツコツと摂りましょう

お腹の赤ちゃんのために葉酸サプリを飲みたいけれど、吸収率の高いサプリメントでは過剰摂取が心配と言う声もある事でしょう。

しかし、良質な葉酸サプリメントは、過剰摂取にも配慮された配合になっています。
用量を守って飲んでいれば、過剰摂取の心配もありません。
飲み忘れた分や次の日の分をまとめ飲みしたりせず、毎日コツコツと飲む事が大切です。

葉酸と蓄積についてのまとめ

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