妊娠中に葉酸が欠乏する

葉酸が妊娠中に良いという事は、雑誌やメディア、産院などを通して既にご存知のママも多いことでしょう。
では、葉酸が足りなくなってしまうと、お腹の赤ちゃんやママ自身にどんな影響が出るかという事については知っていますか?
こちらでは、葉酸が欠乏することによって出る様々な影響について詳しくお話していきます。

葉酸の働き

「葉酸って、聞いた事はあるし良いのは知っているけど、具体的にはどんな物なの?」
というママの為に、まずは葉酸の基礎知識についてお話しましょう。

葉酸って何?

葉酸とは、水溶性ビタミンB郡の一種で「ビタミンM」「ビタミンB9」とも呼ばれています。
代謝に深い関わりがあり、タンパク質や、DNA(核酸)の合成や再生に関与している為、人間の身体には欠かせない栄養素の1つです。
私たち人間の細胞は、絶えず日々生まれ変わっていますね。
これを「細胞分裂」と言いますが、この細胞分裂の際に葉酸は欠かせません。

また、葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12と共に血液(赤血球)を作る働きもしています。
私たちの健康にとって基本となる、質の良い血液を作り出し循環させるという重要な働きを、葉酸はサポートしてくれているのです。

お腹の赤ちゃんへの働き

葉酸が、お腹の赤ちゃんにどのような効果的な働きをしてくれるのかを見ていきましょう。

先天性奇形のリスクを約70%下げる

葉酸のお腹の赤ちゃんへの働きで一番期待されるのが、「先天性奇形のリスクを下げる」という事でしょう。
二分脊椎や無脳症などの神経官閉鎖障害は、妊娠初期の赤ちゃんの能や脊髄が作られる時期に細胞分裂が上手くいかず、DNAが正しくコピーされないことにより起こります。

葉酸にはDNA(核酸)の合成や再生を助ける働きがありますので、妊娠初期にしっかりと摂ることで、これらの先天性奇形のリスクを約70%も下げる事が出来ると言われているのです。
この事は厚生労働省の勧告のもと、2000年より母子手帳にも記載されています。

臓器や器官が正しく作られるのをサポートする

葉酸が必要なのは妊娠初期だけだと思っているママもいるのではないかと思いますが、妊娠中期以降も葉酸はお腹の赤ちゃんの発育を助けてくれる事をご存知ですか?

ママの摂った葉酸はへその緒を通して赤ちゃんへと送られます。
妊娠中期以降もお腹の中では赤ちゃんの様々な臓器や器官を作る為に日々、細胞分裂が活発に行われているのですが、その際にママから送られた葉酸がサポートしてくれます。
妊娠中期以降も葉酸をしっかりと摂ることで、赤ちゃんの臓器や器官が正しく作られる事に繋がるのです。

ママへの働き

葉酸は赤ちゃんだけでなく、ママの身体にも効果的な働きをしてくれます。

貧血予防・改善

葉酸の、ママへの働きで嬉しいのは「貧血予防・改善効果」ではないでしょうか。
妊娠中は貧血になりやすいものですね。
それはお腹の赤ちゃんに栄養や酸素を送るため、沢山の血液を必要とする為です。

葉酸には「造血作用」がありますから、貧血予防や改善の効果が期待できます。
葉酸サプリメントで貧血予防や改善ができるのは、鉄剤(貧血の薬)が苦手なママにとってはとても嬉しい事ですよね。

ホルモンバランスを整えてくれる

葉酸には、ホルモンバランスを整える働きもあります。
ホルモンバランスが整うと精神的にも安定しますから、イライラや不安になるなどの感情の起伏が激しくなりやすい妊娠中や産後にはとても効果的と言えるでしょう。
マタニティーブルーの予防にも効果的です。

また、ホルモンバランスが整うと自律神経も整いますので、体調も良くなってくるでしょう。

産後の身体の回復を助ける働き

産後のママの身体は傷ついた子宮や、体力を回復させる為に細胞分裂が盛んに行われます。
この時に葉酸をしっかりと摂ることで細胞分裂がサポートされ、より早い回復が期待できるのです。
産後も葉酸はママの強い味方という事ですね。

美容効果

葉酸の、細胞分裂を助ける働きは、肌のターンオーバーもサポートします。
また、造血作用により血行が良くなることで、酸素や栄養が肌の隅々まで行き渡ることにより、美肌効果が期待できるのです。

授乳期の働き

母乳が血液から作られているという事はご存知ですか?
私は妊娠するまで全く知りませんでした。

葉酸の造血作用により血液が沢山作られるということは、質の良い母乳をたっぷりと作り出すということに繋がります。
また、その母乳と共に葉酸がしっかりと赤ちゃんに届く事で、赤ちゃんの発達障害のリスクを下げられるとも言われていますから、授乳期にも葉酸は欠かせないのです。

葉酸が欠乏する原因とは?

葉酸の欠乏の原因

葉酸は、本来バランスの良い食生活を送っていれば、足りなくなる事は無い栄養素なのだそうです。
しかし、現代において葉酸が欠乏している人は増えているという報告もあります。
では、葉酸が欠乏してしまう原因とはいったい何なのでしょうか?

食生活

インスタント食品中心の食生活や、野菜をほとんど食べない等の偏った食生活は、葉酸が欠乏する原因の1つです。
食事から葉酸を摂ることはとても大切な事でしょう。
魚や納豆、海藻、ほうれん草などがたっぷりと摂れる「和食」は特にオススメです。

妊娠や授乳

妊娠や授乳によってママが葉酸欠乏状態になってしまう事もあります。
妊娠中や授乳中は多くの葉酸が必要です。
それなのに、普段と変わらない食生活のままだと、身体の中で葉酸が足りなくなってしまうのですね。
妊娠中や授乳期には普段よりも多くの葉酸を摂取することを心がけましょう。

タバコやアルコール

タバコやアルコールには、葉酸の吸収を阻害する作用があります。
せっかく葉酸を意識して摂っていても、吸収が阻害されてしまっては勿体ないものですよね。
タバコやアルコールの過剰摂取は出来るだけ控えましょう。

ピルの服用

ピルには、その成分により葉酸の吸収を阻害してしまう作用がある為、ピルの服用は葉酸欠乏の原因になり得ます。

葉酸の欠乏による影響

葉酸の欠乏による影響

葉酸が欠乏すると、どのような影響が出るのか気になりますね。
詳しく見ていきましょう。

葉酸欠乏症とその症状

葉酸が欠乏して起こる「葉酸欠乏症」には以下の様な症状があります。

悪性貧血

鉄分が不足して起こる一般的な貧血は「鉄欠乏性貧血」という物ですが、悪性貧血とは、葉酸やビタミンB12が不足して起こる貧血のことです。
赤血球が上手く作られず大きくなってしまい、脊髄などに溜まってしまうことから血液の循環が悪くなるという物で、巨赤芽性貧血とも言います。
めまいや立ちくらみ、頭痛など一般的な貧血と症状が似ている為気がつきにくいのですが、この悪性貧血は一般的な貧血とは治療法が異なるため、疑わしい時には医療機関などでしっかりと検査をしてもらいましょう。

粘膜が弱くなる

葉酸欠乏症のもう1つの症状には、粘膜が弱くなるという物があります。
葉酸が足りなくなると粘膜の細胞分裂が正常におこなわれなくなる為、細胞が傷つきやすくなり口内炎などが繰り返しできたり、傷が中々治りにくい等の症状が現れます。

葉酸の欠乏が胎児に及ぼす影響

葉酸の欠乏が及ぼす赤ちゃんへの影響として一番に考えられるのは「先天性の異常」ではないでしょうか。
妊娠中お腹の中では、日々細胞分裂を繰り返しながら赤ちゃんの能や神経、脊髄や器官などを作り出しています。
この細胞分裂=DNAが受け継がれる時に葉酸が足りていないと、DNAの情報が正しくコピーされず間違った遺伝子情報を持った細胞が作られてしまう事があるのです。
これにより、二分脊椎や無脳症などの神経官閉鎖障害や、ダウン症などの染色体異常、その他の先天性の異常が引き起こされてしまうと言うリスクが高まります。

葉酸欠乏症はビタミンB12欠乏症と間違いやすい

葉酸欠乏症は、ビタミンB12欠乏症と大変症状が似ている為間違えやすいです。
造血作用に関しては、葉酸はビタミンB12と共に働きますから、ビタミンB12が欠乏しても悪性貧血になります。
また葉酸欠乏症はビタミンB12欠乏症を伴っている場合もある為、その区別は難しい部分もあるようです。

ですからやはり、疑わしい時にはしっかりと医療機関で検査をしてもらう事が大切ですね。

葉酸欠乏にならない為には?

葉酸の欠乏にならないために

葉酸が欠乏すると、様々な影響があるという事が分かりましたね。
では、葉酸欠乏状態にならない為にはどうしたら良いのでしょうか?

毎日しっかりと葉酸を摂取する

葉酸は水溶性ビタミンですから、身体の中に蓄えておくことはできません。
ですから毎日しっかりと摂取することが大切です。

葉酸を多く含む食べ物は?

葉酸は、レバーやうなぎ、ほうれん草などの野菜や、いちごなどの果物、納豆や海藻類にも豊富に含まれています。

葉酸を多く含む食品はこちらを参照してください。

アルコールやタバコの過剰摂取を控える

アルコールやタバコが葉酸の吸収を妨げるというお話を先程させて頂きましたね。
ですから、アルコールやタバコの過剰摂取は避けましょう。

葉酸はサプリメントからの摂取が効果的

葉酸を食品から摂ることは大切ですが、実はサプリメントからの摂取がより効果的なのです。
この事は厚生労働省も推奨しています。
食品からの吸収率が約50%なのに対して、サプリメントなどからの吸収率が90%と高い事に理由があります。

1日にどれくらい摂ったら良いの?

厚生労働省が推奨する1日の葉酸摂取量は、妊娠中の女性が食事にプラス400ug、授乳中は240ug、成人女性で120~240ugとなっていますので、サプリメントの場合は1粒あたりの葉酸含有量を見ながら調節して飲むと良いでしょう。

効果的な飲み方

サプリメントは薬では無いので、基本的にいつ飲んでも大丈夫です。
しかし、より効果的な飲み方としては空腹時の”食間”でしょう。

ピルなどの薬との併用は?

ピルには、葉酸の吸収を阻害してしまう作用があるというお話しをさせて頂きましたが、しかしどうしてもピルなどの薬を飲まなければならない人もいるでしょう。
その場合は、時間を空けて飲めば問題無いでしょう。
ピルなどの薬は飲んでから約3~4時間で消化吸収されます。
ですからピルを飲んでから4時間程度、空けてから葉酸を摂取することをオススメします。

まとめ

葉酸が欠乏する事により、赤ちゃんの先天性異常を始め、ママの悪性貧血など様々な重大なリスクが上がってしまいます。
葉酸は水溶性ビタミンの為、体内に溜めておく事ができません。
毎日意識して葉酸を摂取する事と、葉酸の欠乏に繋がりやすい生活習慣を避けることが大切です。

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