葉酸サプリは必要ない

葉酸は、妊娠中に必要な栄養素として近年多くのメディア等でも取り上げられ、サプリを飲んでいるママも多い事でしょう。

しかし、私たちの親世代や祖父母世代からは、「葉酸なんて必要ないわよ」「私たちの頃はサプリメントなんてなかったけれど、元気な子供が産まれた物よ」と言った様な声を聞くこともあるかと思います。

確かに昔は葉酸という言葉自体があまり知られておらず、意識して摂っていた妊婦さんも少なかったと言われているのです。

では、現代の妊婦さんにも葉酸は必要ないのか、なぜ昔の人には葉酸が必要ないと言われていたのか、詳しくお伝えしましょう。

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昔は葉酸が必要ないと言われた理由とは?

昔は妊娠したからと言って、今ほど葉酸を意識して摂るという感覚は無かったでしょう。
厚生労働省が妊娠中の女性に葉酸を推奨し、その必要性について母子手帳に記載したのも2000年からなのです。

昔は葉酸が今ほど必要ないと言われていたのには、いくつか理由があります。

野菜中心の食生活で葉酸を摂取していた

昔と一言で言っても定義は難しいのですが、少なくとも私達の祖父母が子育てをしていた時代には、今よりも野菜や魚中心の和食が多かったと言えます。
ほうれん草等の野菜には豊富な葉酸が含まれていますし、魚を生で食べる事で熱に弱い性質を持つ葉酸も効率的に摂取する事が出来たのでしょう。

また、和食の代表とも言える海苔や納豆にも葉酸は豊富に含まれています。
和食は海外からも「ヘルシー」とされ、ダイエットや健康の維持に向いていると言った理由で注目されているのです。

野菜自体の栄養価が高かった?

今の野菜は、昔に比べて栄養素が低いという話を耳にしたことがある人もいる事でしょう。
しかし、それはハッキリとは証明されいません。
ただ、野菜は旬の時期には、そうでない時期よりも栄養価が高いのです。

今は、ビニールハウス栽培等が取り入れられたことによって、ほとんどの野菜を一年中食べる事が出来ます。
しかし、昔はそれぞれの季節に旬の野菜を育てて食べていたので、そう言った意味で野菜の栄養価は高かったと言えるでしょう。

また、自分の家の畑で野菜を作っていた人も多く、取れたての新鮮な野菜が食べられた事も、野菜の栄養価が高かったと言われる理由の1つでは無いかと思います。

今の日本人には葉酸は必要ない?

今の日本人には葉酸は必要ないのか

先ほどお話したように、昔の日本人はそれほど意識をして葉酸を摂らなくても、日々の食事で葉酸が足りていたのでしょう。
では、今の日本人はどうなのか、気になりますよね。

今の日本人には葉酸が足りていない

実は今の日本人は、昔の人に比べて葉酸不足だと言われています。

厚生労働省が葉酸を推奨し始めた理由は?

厚生労働省は、妊娠中や妊娠を計画している女性に対して「1日400ugの葉酸を摂りましょう」と勧告しています。
2000年からは母子手帳にも記載され、産婦人科の医師等からも葉酸の摂取を勧められる事は多くなったものです。

厚生労働省が、葉酸を推奨し始めた理由にはいくつかあります。
主な理由としては、日本での神経管閉鎖障害の発症率が上がっている事と、葉酸が神経管閉鎖障害の発症を70%軽減するという研究報告があった事でしょう。

神経管閉鎖障害の発症率はに国よって違い、様々な国で研究や比較が行われていますが、葉酸の欠乏がその原因のひとつであると言われているのです。

食の欧米化や偏りで葉酸が必要

現代の日本人は、食の欧米化や気軽に外食が出来る環境になった事から、昔に比べて野菜不足だと言われています。

また、個食や孤食の増加から、「パンのみ」や「ラーメンのみ」、「面倒くさいので食べない」など、偏った食生活をする人も増えているのです。

その様な食生活は、葉酸不足だけではなく、様々なビタミンやミネラル不足を招く原因になるでしょう。

喫煙で葉酸の吸収を阻害される

一概には言えませんが、喫煙する女性は昔に比べて増えたと言われています。

煙草に含まれる「ニコチン」には、葉酸の吸収を阻害する作用があるため、バランスの取れた食事をしていても喫煙する人は葉酸不足になりやすいのです。

妊娠中は葉酸サプリは必要ないの?

妊娠中は葉酸サプリは必要ないのか

葉酸は、お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを約70%も防ぐと言われています。

しかし、それは赤ちゃんの脳や脊髄が作られる妊娠初期に、1日400ugの葉酸をしっかりと摂った場合の研究結果です。
ですから、赤ちゃんの正常な発育のためには、確実に葉酸を摂ることが重要でしょう。

葉酸は、水溶性ビタミンの一種で水洗いや熱に弱く、その調理過程において約50%ほどが流れ出てしまいます。
更に、食品からの吸収率は約50%と低いため、毎日の食事だけで妊娠中に必要な葉酸量を賄うのはとても難しいと言えます。

そこで、効率良く確実に葉酸が摂れる様にと作られているのが、葉酸サプリです。
サプリメントに含まれている葉酸は、吸収率が約90%と高く、確実に葉酸を摂る事が出来ます。

また、妊娠中に不足しがちなその他の栄養素や、葉酸の働きを助けるビタミン等も配合されており、葉酸の持つ力を十二分に発揮できる様に作られています。

確かに昔は意識して葉酸を摂らなくとも、日本人の神経管閉鎖障害の発症率は低かったので、葉酸サプリは必要無かったでしょう。
しかし、葉酸が不足している現代人にとって、妊娠中に葉酸サプリを摂ることは赤ちゃんの健康を守るための立派な1つの手段なのです。

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葉酸サプリは必要ないのかどうかのまとめ

葉酸サプリは必要ないのかどうかのまとめ

野菜中心の生活をしていた時代には、葉酸を意識して摂らなくとも毎日の食事で足りていた様です。
しかし、日本の神経管閉鎖障害の発症率は増加してきており、その原因の1つに「葉酸不足」が挙げられます。

今や葉酸は意識して摂る必要があり、赤ちゃんの脳や脊髄が作られる妊娠初期には特に、葉酸サプリ等でしっかりと摂取することがオススメです。

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