妊娠中の葉酸不足

妊娠に葉酸が良いというのは、今や雑誌やメディアでも多く取り上げられており、厚生労働省の勧告の基に2000年より母子手帳にも記載されていますので、妊娠中の皆さんはもうご存知かと思います。

では妊娠中に葉酸が不足するとどうなってしまうのか?
ママ達が一番心配で気になっているところではないでしょうか?
そこで、妊娠中の葉酸不足がママと赤ちゃんにもらたす影響を、ママ・赤ちゃん別にまとめました。

まずは妊娠中の葉酸の働きを知ろう

妊娠中に葉酸を摂取する事で、様々な効果があります。
胎児への影響というのも非常に大きいため、どんな働きがあるのか知っておく事は重要と言えます。

DNAの形成をサポート

葉酸には、DNAの形成を助ける働きがあります。
私たちの身体はこのDNAの情報を基に作られており、DNAは「体の設計図」とも呼ばれています。

葉酸には、この設計図を作る際にサポートをする働きがあるのです。
つまり、葉酸は赤ちゃんの細胞や器官、臓器が正常に作られるのをサポートする働きがあるということで、非常に大切な役割と言えます。

造血作用

妊娠中は、赤ちゃんに多くの栄養を送らなければならないので、妊娠していない時に比べてたくさんの血液が必要です。
その量は、妊娠していない時の約1.5倍も必要だと言われています。

葉酸には、B12と共に血液(赤血球)を作る作用があります。
つまり、妊娠中にたっぷりの栄養を赤ちゃんに運ぶための血液を葉酸は作っているのです。

血液を作ると聞くと、鉄分を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし実は血液は、鉄分だけでは作られません。

鉄分に、葉酸とビタミンB12が加わって初めて血液(赤血球)が作られるのです。
えー!という声が聞こえてきそうですが、私も妊娠するまで知りませんでした。
鉄分と葉酸をしっかりと摂って、かわいいお腹の赤ちゃんに栄養満点の血液を送ってあげましょう。

赤ちゃんの先天性疾患の予防

葉酸がDNA(体の設計図)の合成をサポートしているというのは先程お話しさせて頂きました。
この設計図にコピーミスが生じると、二分脊椎や無脳症、発達障害などの赤ちゃんの先天性疾患に繋がります。
DNAが正しい設計図を作り、健康で元気な赤ちゃんへと成長するために葉酸は欠かせない栄養素のひとつなのです。

粘膜の保護

葉酸には、DNAの形成をサポートする働きがありますので、細胞分裂の盛んな粘膜を強くする働きもあります。
葉酸が不足すると口内炎や胃潰瘍、最悪の場合、癌になってしまう可能性もあります。

実は私、一人目を妊娠中に口内炎が出来やすくなって、しかもなかなか治らないということがありました。
皆さんの中にも同じような経験をされている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
しっかり葉酸を摂って粘膜、そしてママの健康を守りましょうね。

妊娠中は葉酸不足になりやすい

妊娠中は、特に葉酸を要するのにも関わらず、実は不足しやすいのです。
それは、お腹の赤ちゃんの身体をつくるために、毎日たくさんの葉酸が消費されるためです。
葉酸は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素ではありますが、ママの身体ももちろん毎日細胞分裂をしていますので、葉酸はママの身体にも必要なのです。

葉酸不足になりやすい人ってどんな人?

・インスタント食品中心の食生活などで、野菜(特に緑黄色野菜)や果物不足の人
・喫煙をする人
・飲酒が好きな人
・ピルを服用している人
・妊娠中の人

現在妊娠中のママ達で、こういった生活をしている人はほとんどいないと思いますが、妊娠する前までこんな感じの生活をしていたかも!というママは要注意です。

厚生労働省も、妊娠する約1か月前からの葉酸の摂取を推奨しています。
でもまだ遅くはありませんよ。
葉酸は、今からでも十分にママとお腹の赤ちゃんにとって重要な役割を果たしてくれます。
⇒「葉酸の効果と効能って?

葉酸が不足するとどうなるの?

葉酸不足の影響

さて本題です。
葉酸が不足するとどうなるの?という事は、気になっているママが多いのではないでしょうか。
赤ちゃんへの影響はもちろん、ママへの影響も多くありますので、葉酸について十分に理解しておく必要があります。

葉酸不足がもたらすママへの影響

葉酸不足がもたらす母親自身への影響は下記の通りです。

悪性貧血

「貧血」と聞くと、単に鉄分不足が原因と思われがちですが、その場合の貧血というのは「鉄欠乏性貧血」という種類のものです。
ではビタミンや、葉酸不足が引き起こすと言われる「巨赤芽球性貧血(悪性貧血)」というものをご存知でしょうか?

葉酸やビタミンB12は、鉄分と共に血液(赤血球)を作るのに欠かせない成分です。
葉酸やビタミンB12が不足すると赤血球がうまく作られず、赤血球になりきれなかったものが大きくなって骨髄に溜まり、血液の循環が上手くいかなくなってしまうために貧血が起こります。
これを悪性貧血といいます。

症状としては、まず一般的な貧血(鉄欠乏性貧血)と同じような、めまいや立ちくらみ、息切れや倦怠感などがありますが、これに加えて悪性貧血では舌の痛み、萎縮性胃炎、知覚障害、認知症など様々な症状が見られます。
妊娠中は貧血になりやすいので注意が必要ですが、この悪性貧血と鉄欠乏性貧血では治療法が異なるので、貧血かな?と思ったら病院で検査をしてもらうと良いでしょう。

精神的に不安定になる

葉酸が足りなくなると、ホルモンバランスが乱れます。
ホルモンバランスは自律神経と対になって働いているため、ホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れてしまいます。

マタニティーブルーという言葉を耳にしたことが皆さん一度はあるのではないでしょうか?
マタニティーブルーとは、実は妊娠中や産後に起こる自律神経失調症のことなのです。
自律神経が乱れると、イライラ、不安、不眠、めまい、肩こり、動悸、頭痛、冷や汗など様々な症状を引き起こします。
その結果、精神的にも不安定になり、産後鬱などに繋がることもあります。

女性の心は特に「女性ホルモン」に支配されていると言っても過言ではないくらいホルモンと深い関わりがありますので、ホルモンバランスを整えるということはとても大切なことなのです。

粘膜が弱くなる

細胞分裂に欠かせない葉酸が不足すると、細胞分裂が盛んな粘膜が弱くなります。
口の粘膜なら口内炎、消化器系の粘膜なら胃潰瘍や十二指腸潰瘍、そこまでいかなくとも下痢をしやすいなどの症状が見られることもあります。

そして、酷い場合はがんなどを発症してしまうこともあります。
葉酸を十分に摂ることで粘膜を強くし、病気からママの身体を守ることはお腹の赤ちゃんのためにも大切なことです。

赤ちゃんへの影響

赤ちゃんへの影響というのは、神経管閉鎖障害のリスク、臓器や器官の発育が遅れるという2点が考えられます。
下記に詳しく記載してありますので、参考にしてください。

神経管閉鎖障害のリスクが上がる

神経管閉鎖障害とは、二分脊椎や無脳症などの事です。
重症の場合、流産や死産になる可能性もあるとても怖いものです。

二分脊椎とは?

二分脊椎とは、髄柱管という管構造を形成する髄椎骨の一部が形成不全となり、本来ならば脊椎の管の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出て癒着や損傷しているために起こる様々な神経障害のことを言います。

無脳症とは?

神経学的奇形症の一つで、大脳半球は欠如しているか欠如がないか、または小さな塊として縮小している状態をいいます。
胎児にこの症状が現れたら無脳児(むのうじ)ともいい、その他の神経管欠損症(しんけいかんけっそんしょう)、頭蓋骨の欠損も付くめて、無頭蓋症(むとうがいしょう)ともいいます。

臓器や器官の発育が遅れる

細胞分裂によって日々作られているのは、脳や脊髄だけではありません。
赤ちゃんの様々な臓器や器官も、毎日の細胞分裂によって作られ成長していますので、葉酸不足になると発育が遅れてしまうことがあります。

1日にどれくらい摂ればいいの?

では一体、毎日どれくらいの量の葉酸を摂れば良いのでしょう?
厚生労働省では、下記のように記載してあります。

対象者 1日の摂取量(㎍)
成人女性 240㎍
妊婦 480㎍
授乳婦 340㎍

どんな食品に含まれているの?

葉酸はレバーや緑黄色野菜、果物に多く含まれています。
1日の摂取量や葉酸が多く含まれている食べ物は、下記サイトにも詳細を記載してありますので参考にしてください。
そもそも葉酸って何?

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